9年前の大きな事故により彼女の運命は一変しました
そんな彼女を救ったのは「絵が好き!」「花が好き!」という強い気持ちと周囲の支えでした
恒次美帆の、生きる力みなぎるクレヨン画作品展




ブルースターが大好きな彼女。それが美帆さんです。

もう10年も前になります。
私、マリーノのりえが淡島ホテルでフラワーコーディネーターとして働いていたころ、彼女は高校を卒業したての初々しい姿でやってきました。
まだまだ世間知らずでおっとりとした彼女でしたが、花が大好きという気持ちは私にもよく伝わってきていました。
そんな彼女に思いも掛けない出来事が降りかかります。
大きな交通事故に遭ってしまったのです。詳しくはご両親のお言葉をあとでご紹介いたします。
長い道のりでした。でも美帆さんとご両親は本当に本当にがんばりました。どれほどの大きな苦難の道を乗り越えてきたかと思うと胸が詰まります。
そんな彼女を支えたのは「花が好き!」 「絵が好き!」という強い気持ちでした。


そして今、彼女はこんなに活き活きとした、生きる力がみなぎるような絵を描くようになりました。決して自由に使えるとは言えない左手だけでも、こんなにも力強い絵を描くことができるのです!
私は彼女の絵を見ると元気がでてきます。励まされ、勇気を与えてもらえます。


「言い訳なんてしてないでがんばりなさい」って教えてもらっているようです。



そんな思いを、ひとりでも多くの方に伝えたくて・・




美帆さんの作品展がここにオープンです!
平成17年5月 マリーノりえ



どうぞごゆっくりとご覧ください
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災害に遭ってから、これまで(約9年間)の経緯
(ご両親の手記より)

平成8年9月11日
朝通勤の途中、静岡県伊豆長岡町(現、伊豆の国市)南江間の農道の見通しのない交差点で、出会い頭の交通事故に遭う。
相手の車と民家のブロック塀で、軽自動車がワゴン車のようになり、生きていた事が不思議なぐらいであった。 レスキュー隊に救出されて救急車で伊豆長岡の順天堂病院へ搬送されたとのこと。
救急救命センターで低体温治療等、関係者のご尽力と本人の生命力が危険な状態を数日間で脱した。


担当医の談:残念ながら脳幹を損傷しているため、意識の回復は望めないかもしれない?


毎日5分間程度の面会をするために病院に待機した。
平成8年12月20日
植物状態のまま、2月半が経過した頃から看護士に転院を予告され、暗い毎日が続く。
転院を告げられてから、必死になって毎日病院探し、知人の情報で順天堂整形外科出身の医師が東海病院に居られることを知り、知人の口添えを頂き、嘆願し続けてやっと転院を承諾してもらった。
そして規定どおり3ケ月で順天堂病院の転院を言い渡された。
(診断書も「植物状態……」のままであった。)
平成9年12月20日
東海病院へ転院。両親だけでも絶対に諦めてはならないと、この頃、好きな音楽を聞かせたり、思いつく事はなでも試みた。そして或る時「判ったら目を瞑って!」と言うとマバタキする事に気づき、意識が少し戻ったことに気づいて、うれしくて何度も繰り返した。(前から意識が戻っていたのかも?)医療制度なのか?3ケ月で転院して貰いたいと言う恐怖を常に感じつつ、テレビ、新聞など、色んな方法で情報収集することで明け暮れ、少しの希望を求め続ける日々を送った。そして、母親の上司のお力添えと、退職して付き添いをする事を条件で、念願のNTT伊豆病院に転院するまで東海病院の院長のご好意で約1年間入院させて貰う。
平成10年1月6日
リハビリ治療の優れた念願のNTT伊豆病院に転院できたものの、栄養、薬、水分等は鼻の穴から。チューブで直接胃へ、疾の排泄が出来ないため喉に穴を開けて、苦しがるのを顔を背けながらバキュームで疾を日に何度も吸引した。リハビリ治療を始めるために車椅子に乗せるが、声も出せないし、頭を上げることも出来ない、特注の車椅子に座るというより寝てる状態だった。
諸先生方の努力で少しづつ前進、鼻からのチューブを「胃ろう」に切り替える手術を行った。これで外見的には悲壮感が無くなった。
平成10年4月4日
泊まりこみで在宅介護のやり方の指導を受けた後、退院して在宅介護が始まり、訪問看護、訪問リハなどを受け、この頃、音声の出る「アイウエオ」ボードを使い意思の疎通がかなり出来るようになる。
一方、「言葉の発声」を求めて外部の医師の「心のケアーと発声」のカウンセリングに通院、また訪問リハを増やすために病院から独立したリハの外部医師の在宅加療も受けた。
平成12年5月頃〜
最初は介助しながらスプーンで口から食事をし始め、何時しか左手でスプーンを使って食事するように成っていた。口から食事を取れることが如何に大切であるかが良くわかる。(意識レベル)
平成12年11月頃〜
健常者でも、悲しい時、落ち込む時、マイナス思考などがあるように、日に何度となく「死にたい」、「元に戻りたい」など繰り返す、それらとの戦う日々、何か気分転換が図れる方法、何かに打ち込めるものがないものか?

そこで思い出した「花がすき!」「絵が好き!」という事でクレヨンと紙を与えたら、最初は線も引けなかったが毎日の頑張りから花の絵を描き始めた。
平常心の時は勿論、楽しい時、落ち込んだ時などにも絵を熱心に書き始めた。
平成15年1月頃〜
月日が経ち、中だるみ状態に成った時に、絵を書く目的を持たせる発想から、「場所を借りて展示会をやろう!」と思い始めた。
4月、桜を見に行った時に前を通り掛かった「ギャラリー701」の「北斎道子色彩墨〜お道子展〜」に立ち寄り3人で感動する。
我々にはとても出来る事ではないと思いつつ、でも不可能を可能にしよう!と絵を描くことに集中させるために行動に出て、会場に電話して予約する。
平成16年4月1〜6日
静岡県三島市の「ギャラリー701」で美帆作品展を開催
平成17年5月
インターネット上に美帆作品展をオープン




美帆さんは毎日がんばって絵を描き続けています
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HP管理人 : イタリア料理マリーノ 鈴木りえ