そしていよいよ、夫であるシェフと 「マリーノ」を
オープンさせることとなります。

1998年、5月29日のことです。 双子はまだ1歳3ヶ月でした。

いざお店をオープンさせてみて・・
私は想像以上の緊張感に押しつぶされそうでした。

接客といえば、花屋時代の接客か、あとは学生時代の
アルバイトだけ。
何もかも分からないことだらけ。 すべて試行錯誤の繰り返し。

そして自分のお店であるが故に重くのしかかる責任感…
アルバイト感覚で仕事をするのとは、天と地ほどに
まったく違った大きな、大きな、緊張感でした。

その緊張感をいい方向にうまく活かせれば良かったのですが
当時の私はまったく逆でした。

緊張感にただ押しつぶされ、接客そのものが
怖くなっていました。

当然のことながら、お客様に喜んでいただくことの喜びも
感動も、まったく知りませんでした。

そんなつらい時期がしばらく続きます。


No.3 に続く

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