恋人までの距離(ディスタンス)/BEFORE  SUNRISE


VIVA!  Cinema ---------------------------------------vol.12


「出会い」

一人、海外旅行で異国を訪れると、ちょっとした「出会い」が、心に残るものです。心細さもあると思いますが、日本人、外国人に関わらず、それが、帰国後も続く友情に発展することもあれば、その場限りになってしまうこともありますが、「その時」を過ごした有意義な時間は、面影は薄れることはあっても、決して忘れるものではありません。今でも、旅行の度出会った人たちのことは、時折、思い出しては、懐かしく感じています。

今回の1995年のアメリカ映画「恋人までの距離(ディスタンス)/BEFORE  SUNRISE」は、そんな思いを感じる、異国の地で出会った男女の1日を描いた映画です。監督はリチャード・リンクレイター。出演はイーサン・ホークとジュリー・デルピーです。明日の朝の飛行機まで、時間を持て余していたアメリカ人の青年ジェームス(イーサン・ホーク)は、パリに帰る途中のフランス人の女性セリーヌ(ジュリー・デルピー)と、列車で偶然出会います。

気のあった二人は、飛行場のあるウィーンで途中下車、朝まで、ウィーンの街をあてどもなくさまよい、過ごしていく。人生観、価値観、プライベートな事など会話を続けていくうちに、やがて二人は恋に落ちる・・・。

二人の演技が実に自然で、まるで本当に偶然であった男女のドキュメンタリーみたいな映画です。きっと彼(彼女)と一緒にウィーンの街を散策しながら、有意義な時間を過ごして
いる気持ちになると思います。